寒くなってくると、いよいよ気になってくるのがスタッドレスタイヤの交換タイミングではないでしょうか。
スタッドレスタイヤは、雪が積もった路面や、凍結した路面でもグリップしてくれるため、冬場の季節には欠かすことができないものと言えるでしょう。
しかし、日本の気候は地域ごとに大きく異なりますので、はっきりと「このタイミングで装着すれば良い」と言えないため、何を基準としてスタッドレスタイヤに履き替えれば良いのかわからない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、スタッドレスタイヤの交換タイミングについてや、交換した際の注意点をご紹介していきます。
スタッドレスタイヤは初雪の1ヶ月前には交換しておく方が良い
当然ながらスタッドレスタイヤは、雪が降る前や路面が凍結する前に装着する必要があります。
もしタイミングを逃してしまうと、いざ車が必要になった時に雪が降っていたり路面が凍結していたりして、移動ができなくなる可能性があります。
また、新品のスタッドレスタイヤは「慣らし走行」が必要です。
※大手タイヤメーカーブリジストンでは、60km/h以下の速度で200km以上走行をしてくださいとアナウンスされています。
そのため、慣らし走行をする時間も配慮して考えると、最低でも初雪の1ヶ月前には交換しておきたいところです。
どのように初雪を調べるのかというと、タイヤメーカーのサイトから確認する方法があります。
例えば、ダンロップではタイヤの交換時期カレンダーというものがあり、初雪の時期やスタッドレスタイヤ交換推進時間を確認することができます。
ただし、あくまで初雪の日にちは平年のデータですので、やはり遅くても1ヶ月前くらいまでに交換しておきたいところです。
10・11月になると売り場が混雑したり品切れになることもある
多くの人は、10月あたりからスタッドレスタイヤの購入を検討し始め、10月と11月になると一気に購入者が集中します。
当然ながらこの時期になると、どこのお店もスタッドレスタイヤを購入する人で溢れかえるため、欲しいサイズやブランドのタイヤが売り切れてしまうなんてことも出てきます。
また、ピーク時以外の時期には、安売りキャンペーンをしていることもありますので、10・11月をあえて避けてから購入するのも一つ方法とも言えます。
ただしその場合は品切れしてしまうリスクもありますので、品切れが心配な人は、やはり早めの購入がおすすめです。
雪が降っていない地域でも交換した方が良い
スタッドレスタイヤは、雪上や凍結路面を走行するために開発されたタイヤですので、雪が降っていない地域に住んでいる人は必要ないと思われがちです。
しかし、サマータイヤだと路面温度が低い環境ではグリップ力が大きく低下してしまいます。
具体的には外気温が7度以下になるとゴムが硬くなり、制動距離が長くなってしまいます。
そのため、雪が降る地域でなくても外気温が7度以下のところはスタッドレスタイヤに交換してしまう方が良いのです。
スタッドレスタイヤの表面は非常に柔らかいので、サマータイヤと比べて摩耗しやすいのですが、その分急ハンドルや急ブレーキを避けたスムーズな運転を心がければ、大きく摩耗が進むことはありません。
また、最近のスタッドレスタイヤはドライ路面での耐摩耗性能が向上したタイヤが多くなってきましたので、さほど大きな心配をする必要もなくなってきました。
まとめ
スタッドレスタイヤは初雪の1ヶ月前までに交換しておくのが最も適した時期と言えるでしょう。
また、あえてピークを避けて早めに交換するとなると、早期購入キャンペーンで割引を受けられるという可能性がありますが、あまりにも早すぎると、昨年の売れ残りを購入してしまうなんてこともあります。
反対に、ピークより遅いと、品切れになるリスクもありますので、やはり早めの購入が良いでしょう。
スタッドレスタイヤは、タイヤ通販専門サイトのオートウェイでも購入できます。
オートウェイでは、タイヤ単品だけでなく、ホイール付きのものも販売していますので、購入したらそのまま付け替えることが可能です。
また、購入したタイヤのお届け先を当店に指定していただければ、サマータイヤと履き替え作業も実施させていただきます。