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PIRELLIタイヤについて
イタリアミラノに本社を置くピレリ。タイヤメーカーについて良く知らない人でも名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
タイヤの世界シェアは現在6位となっています。
140年以上の歴史のある会社ですが、もともとは通信用ケーブルや電線などを扱っていましたが、このケーブル部門が1879年に独立。
現在はタイヤ専門の企業となりました。
ピレリの特徴と主力商品を見ていきましょう。
ピレリと言えばスポーツ性の高いタイヤ
ピレリのタイヤはランボルギーニなどのスーパーカーに多く採用されています。
その歴史は最初のモータースポーツともいわれる1907年の北京~パリを走るモーターチャレンジです。
大会で見事勝利を果たした後、さまざまなレースにて勝利。
その功績が認められ、現在までにイタリア製の自動車を中心に、多くカーメーカーの純正タイヤとして装着されるようになりました。
ピレリの主力商品と特徴
PZERO(ピー ゼロ)
ピレリのフラッグシップタイヤ。大手自動車メーカーと提携して生まれたP ZERO
は、モータースポーツで培ったピレリのノウハウを活かして誕生したタイヤです。
一部サイズでは2~3デシベル分の騒音を減らすノイズキャンセリングシステム™(PNCS)や、空気圧がない状態でも一定の距離&速度を保って走ることができるランフラットや、シールインサイドが採用されています。
PZEROシリーズのラインナップは、幅広いサイズに対応した「PZ4」、レースにも適した「CORSA PZC4」、「CORSA SYSTEM」、中~大の排気量に向けた「ROSSO」、セダン
にも対応した「NERO GT」があります。
CINTURATO(チントゥラ―ト)
ピレリのエコタイヤでランナップは全部で5種類。ウェット性能、コンフォート、ライフ性能において最高品質の「P7C2」、快適さやライフ性能が高い「P7」アウディの承認を得ている「P7 BLUE」、中小型車向けの「P6」、BMWの純正装着タイヤにもなっている「P1」があります。
また「ALL SEASON PLUS」という全天候型対応もあり、冬季の冬用タイヤ規制にも対応しています。
クギなどの異物でタイヤにダメージがあったときも安心のシールインサイト™テクノロジー採用のサイズもあります。
ICE ASIMMETRICO(アイス アシンメトリコ)
ピレリのラインナップするスノータイヤの中で一番、氷上雪上性能に優れたタイヤです。アジア圏向けに開発されたタイヤで、開発こそイタリアで行われたものの、テストは日本でも行われました。全体的な評価も高く、とくに高パフォーマンスにも関わらず価格がリーズナブルなことから、タイヤフッドが行ったTIRE FOOD AWARD2019のTIRE OF THE YEARスタッドレスタイヤ部門において、ベストタイヤ賞を受賞しています。
「ASIMMETRICO(アシンメトリコ)」の名前の通り、左右非対称のトレッドパターンとなっているのも特徴です。
サイズは13~18インチ。全35サイズのうち4サイズはランフラットタイプも用意されています。