タイヤのエアバルブ交換はいつするの?適切な交換時期や費用を紹介

タイヤ交換の際に必ずと言って良いほど使用するエアバルブは、空気を入れるために欠かせない部品。エアバルブ自体は非常に小さいものの、約2.5kgf/cm2もの圧力が逃げないように踏ん張ってくれている部品でもあります。

しかし、エアバルブは長期間使用していると劣化が進んでくるため、交換が必要になってきます。

とは言え、エアバルブはどうやって交換すれば良いのかや、どれくらいの頻度で交換すれば良いのかなど、わからないこともたくさんあるのではないでしょうか。

そこで今回は、エアバルブの交換タイミングや、必要な費用などをご紹介していきます。

タイヤのエアバルブは2種類ある

まずはタイヤのエアバルブの種類についてご説明します。

バルブとは本来、液体や気体を通したり堰き止めたりする役割を担う部品で、エアバルブはタイヤの空気を入れたり止めたりする「弁」の役割を担っています。

エアバルブは、

  1. ゴムバルブ(スナップインバルブ)
  2. 金属バルブ(スチールバルブ)

の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。

1.ゴムバルブ(スナップインバルブ)

ゴムバルブ

名前の通り、本体がゴムでできたバルブです。

ゴムの弾性によってホイールのバルブ穴に密着していますので、空気を外に逃しません。また、ゴムの柔らかさは衝撃を吸収してくれたり、多少変形したところでも、その形状に合わせてぴったり密着してくれたりするため、信頼性が高くなっています。

ただし、素材のゴムは劣化が進むと硬化し、ひび割れや密着部との隙間が発生することがありますので、定期的な交換が必要です。

2.金属バルブ(スチールバルブ)

金属バルブ

本体が金属でできているバルブです。

バルブ穴との密着面にゴムのパッキンが使われており、ナットで締め込んで空気が逃げないようにしています。

金属製であるため見た目が良く、ブルーやブラックなどの色がつけられたものもあります。また、金属バルブはパッキンだけ交換すれば再利用することができます。

ただし、振動によってナットが緩んくることもあるため、定期的に締め直したりパッキンを交換する必要があります。また、ゴムバルブと比べて価格が高くなりがちです。

タイヤのエアバルブの寿命

2種類のエアバルブがありますが、ほとんどの車にはゴムバルブが使用されています。

ゴムバルブの寿命は基本的に2〜3年と言われています。

ただし、日光に当たるところや雨ざらしのところに車を保管していると、その分劣化の進行が早くなりますので、この期間より早めに交換する方が良いでしょう。

また、金属バルブのパッキンも同様にゴムでできているため、やはり最低でも2〜3年に1回の頻度で交換する必要があります。

とは言え、エアバルブの寿命を迎えるまで交換しないのはリスクがありますので、なるべく日頃から点検しておきたいところですので、エアバルブからのエア漏れ点検方法についてご紹介していきます。

バルブからエア漏れを確認する方法

エアバルブ

エアーバルブからのエア漏れは、石鹸水使用すれば簡単に確認できます。

石鹸水をバルブとホイール穴周辺に付け、軽くバルブを動かしてみます。その時気泡が出てくれば、そのバルブから空気が漏れている証拠となります。

エア漏れを放っておくと、走行中にどんどん空気が抜けてしまいますので、早急にエアバルブを交換しましょう。

エアバルブ交換に必要な費用

エアバルブの交換は、タイヤを外す必要がありますので、具体的には次のような手順を踏む必要があります。

  1. 車体からホイールを外す
  2. ホイールからタイヤを外す
  3. ニッパーなどでエアバルブを切って取り外す
  4. 専用の工具で新しいエアバルブを取り付ける
  5. タイヤをホイールに組み付ける
  6. ホイールを車体に組み付ける

言葉で説明すると作業自体は簡単なように思えるかもしれませんが、タイヤを外したり組み直したりとなると、かなりの重労働。しかも専門の工具を使わず人力で行うとなると、体力も時間もかかります。新品のエアバルブも専門の工具を使用しなければ装着できません。

そう考えると、専門のお店に交換を依頼する方が無難だと言えるでしょう。

エアバルブ交換は、ディーラーや修理業者などはもちろん、ガソリンスタンドやカー用品店、タイヤショップなどで行うことができます。

工賃はタイヤ1本あたり数百円から3000円ほどが相場となっています。

まとめ:バルブはタイヤと一緒のタイミングで交換するのがおすすめ

まとめると、エアバルブは2〜3年に1回の頻度で交換する必要があり、交換費用は数百円から3000円ほどとなっています。

小さな部品ですので、意外と忘れられやすいものの、エアバルブの劣化を放っておくと、走行中にタイヤの空気が抜けてしまい、走行不能になる危険もありますので、やはり定期的に交換する必要がある部品と言えるでしょう。

とは言え、いちいちタイヤを取り外して交換するのも面倒だと思う人もいるかもしれません。

そこでおすすめなのが、タイヤ交換のタイミングで一緒にエアバルブも交換することではないでしょうか。

タイヤ交換のタイミングであれば、その分余計な工賃を抑えることができるかもしれませんし、時期的にもベストと考えられます。

また、エアバルブ交換は当店でも行っております。

当店では、12〜20インチまでのサイズであれば1本で330円(税込)で行わせていただいております。

直接バルブの交換タイミングかどうか見極めることも可能ですので、お気軽にご相談いただければと思います。

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